原材料やエネルギー費などが価格高騰し、深刻化する人手不足対策としての労務費も上昇する今日において、中小企業等が持続的成長を実現するためには、上昇するコストの適切な価格転嫁が喫緊の課題となっています。
今年度、近畿経済産業局では、中小企業をはじめとするすべての事業者向けに、価格転嫁の機運醸成及び適正な価格転嫁の円滑化をめざすことを目的とする価格転嫁サポートセミナーを開催いたします。
本セミナーでは、価格交渉・価格転嫁に関する国の施策説明や有識者による実践方法のわかりやすい解説に加え、地域の産業支援機関による支援活動や、価格交渉・価格転嫁の実践事例を通じて、価格転嫁の機運醸成を推進していきます。ご関心のある方はぜひご参加ください。
大学卒業後、約30年間、製造業(兼建設業)に勤務し、経理や財務、IT、経営企画、法務などの業務や管理を経験した後、コンサルタントとして独立。中小企業診断士や行政書士、情報処理技術者、建設業経理士など多数の資格を有する。
企業での業務経験を活かし、管理会計、原価計算、債権管理の改善やこれらのIT化、事業計画、資金計画、業績管理などを得意分野とし、地域の中小企業の儲ける力向上に貢献。製造業や建設業、サービス業等を中心に、下請取引の価格競技、価格転嫁支援、経理業務DX化支援、製造業のIT基盤構築支援などを行ってきた。
1930 年の創業依頼、技術を研鑽してきた塗装を中心に、板金加工から組立まで一貫生産に対応。塗装においては静電・電着・粉体・耐熱などに対応する10 本のラインを有し、大手メーカーを主体とした顧客ニーズにきめ細かく応えている。水野氏は、同社の3代目社長として2005年に就任し、2022年より現職。2019年からは滋賀県中小企業家同友会の代表理事を務めている。
お客様の〝便利さ〟を追求し、高度な塗装技術に加え、付加価値の高い板金加工作業、強みを活かしたビジネスモデルで取引を拡大し、発注先との信頼関係を構築。 原材料費やエネルギー費の価格高騰がみられる中、随時客観的情報を提示しながら価格交渉を行うことで、価格転嫁を実現させている。